落書きされている古本でも買取の対象になるのか
多感な時期の子どもたちは、いたずらが大好きです。リビングに置いていた本が、息子や娘にいたずら書きをされてしまった、このような経験をお持ちの方々も実は多いかもしれません。
鉛筆で描かれた落書きであれば、消しゴムで消せます。濃い鉛筆で描かれた絵や文字なども、丁寧に消しゴムをかける事で案外簡単に消せます。古本買取店に出さそうと思った本に落書きがあると、がっかりした気分になるでしょう。
基本的に古本買取の専門店では、落書きがされた本は対象外品となっているためです。ただ査定に持ち込む前に消しゴムで落書きをしておけば、古本買取は通常通り受けられます。
同じ鉛筆でも色鉛筆は消しゴムで消しにくいのが、難点です。子供たちが普段お絵かきに使っている色鉛筆で、落書きを本にしてしまえば、残念ながらなかなか色は落とせません。
色鉛筆の中には消せる製品もありますが、いわゆる普通の子ども向けの物だと消すのが大変で、息子や娘が漫画を塗り絵感覚で落書きしてしまえば、取り返しがつきません。
塗り絵のように色鉛筆で落書きされてしまった漫画本は、古本買取のお店に持ち込んでも値段がつく事は稀です。
書き込みがある漫画本は、本自体のコンディションが良くても買取対象外になるケースがほとんど、全巻セットでまとめて古本買取に持ち込んでも、そのうち一冊から二冊だけ落書きであるだけでも、全巻セットでの買い取りはNGとなります。
一方で元々の販売価格が高い専門書や大学の教科書は、例外的な対応になる事があります。専門書や教科書は、ユーザーが勉強する上で、自然と本にペンやマーカーで書き込みをします。
お店側も、大学の教科書や専門書に限っては、予めそういった使い方を利用しており、古本買取に持ち込んでも、普通に査定してもらえる可能性が高いです。
勉強に役立つ豆知識や優等生のメモ書きはむしろ重宝され、普通に良い値段がつく事もあります。
ただ無意味ないたずら書きが多すぎたり、個人情報が書き込まれていると、残念ながら本全体の状態が良くても、買取対象になりません。