買取の対象になりにくい古本はどんな本?

定価が高い本でも買取価格が驚くほど安価だったり、そもそも買取を拒否されるケースもあります。

 

そのような査定をされる原因はいろいろありますが、共通しているのは状態が売り物としてのレベルではないことです。

 

カバーが大きく破れているのはもちろん、背表紙の擦り後や表紙の色やけなども大きく値打ちを下げることになります。古本買取店の方針にもよりますが、多少の損傷であれば買取後に修復して販売することも珍しくありません。しかし、修復できる範ちゅうを明らかに超えている場合は、買取の対象外になる可能性が高いと考えておきましょう。

 

また、一見して問題がない場合でも買い取ってもらえない場合があります。

 

たとえば、本から発せられる臭いもその一つです。特に多いのは煙草のニコチン臭が染みついているケースです。煙草に寛容だった古い時代の書籍は、強烈に臭っているものが少なくありません。買取後にそのまま売ってしまった場合、クレームを受けるような事態になることもあるでしょう。

 

煙草以外の悪臭に関しても同じですが、見た目に問題なければ大丈夫だと楽観視している人は要注意です。

 

また、濡れた後がある場合も拒否される可能性があります。多少の汚れであれば、専用の機材で研磨することで綺麗にできるかもしれません。しかし、水を含んで状態が変化してしまった場合は、店側でフォローできないのが実情です。

 

汚れの種類はさまざまで、そのなかには落とせないものもたくさん存在します。ペンによる書き込みもその一つで、少しあるだけでNGと判定する店も少なくありません。

 

使い終わった参考書や問題集を売りにいく人も多いですが、書き込みがひどくて拒否されるケースが頻発しています。

 

著者のサインですら、書き込みの一つとして値下げの対象になるケースもあるので気を付けましょう。また、CDなどの付録が欠けている場合も対象外になるなど、あくまでも元の状態が重視される仕組みになっています。


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