古本買取店における利益の仕組み

古本買取店では、不要となった本を買取り、それを店頭で欲しい方に販売するスタイルになり、現在でも都心では古本街があるぐらいで古書を扱う店舗が存在しています。本屋と言えば新刊を扱う店舗と古本を扱う店舗、その両方を扱う店舗の三つの形態があります。

 

新刊を販売する場合には、本屋が本を買い取る買い切りと委託販売の二つの形態が存在します。本を買い切り場合には、店がお金を出して購入する形になり、返品をすることができません。

 

委託販売の場合は、売れ残ったら返品を行う仕組みになっています。そして利益率が決まっており、本を買い切る場合には売り上げの約3割の利益率が見込まれ、委託販売であれば約2割の利益率になるということです。

 

一方、古本買取店に関しては古本の買い切りになりますので、新刊の場合の買い切りであれば約3割の利益率になるぐらいですが、古本の場合はそれを下回ることはほとんどありません。つまり古本を安く買って高く売る仕組みになりますので、当然に利益率は3〜7割に相当する場合も多いです。

 

ただ古本買取では、お客さんがどんな本を持ってきても原則として買取りを行いますが、買取り価格を決めるのは店側の判断となります。相場よりも安く買い取るケースも多くなり、実際の販売では価格を上げることで4〜7割程度の利益を上げることも可能です。

 

なお古本買取で利益を上げる仕組みでは、在庫管理の徹底を行うことがポイントで、売れそうな本を集めることがポイントになります。在庫で売れ残っても歳月が経過しても傷むものではなく、そのまま期間を決めて店頭など販売しておくこともできます。

 

もっとも在庫として処分したい場合もあるかもしれませんが、その場合には古書市場交換会が存在するので、そこで落札される可能性もあります。もちろん古本買取では買取よりも高値で交換会で落札され売却できる場合もあるので、それによって利益を確保することもでき、在庫一掃もできれば儲かりやすい仕組みにもなっています。


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